2010年9月26日日曜日

20100926 伊勢の写真/雨の渋谷

今日は早起きしてお昼まで家を片付け、その後会社に行きました。
お天気が途中で悪くなったからでしょうか、今日は仕事がとてもはかどりました。
藤原正彦の遥かなるケンブリッジに、イギリスの陰鬱な天気は物事を考えるのに
うってつけ、というくだりがありましたが、確かに一理あります。

9月19日から一泊二日で伊勢に行ったときの写真も現像しました。

これは伊勢神宮。三連休でとても混んでいました。


お昼ごはんは外宮近くのBon Vivantで頂きました。伊勢海老を使ったメニューは予想より
高かったので、普通のお魚料理にしましたが、とてもおいしかったです。
大正時代の電話局を使っているという建物もかわいいです。


これは伊勢神宮から徒歩10分くらいの河崎という問屋街の旧酒店を改造した
河崎商人館です。畳とか木の柱というのはとてもお洒落な感じでした。
こういう家に住みたいと思いました。

夜はおとやという鵜方駅の近くのお寿司屋さんで頂きました。
これはあわびの一皿と伊勢海老の一皿。いずれも3,000円未満です。
言わずもがなですが、とても新鮮で美味しかったです。

次の日のお昼は松坂で松坂牛のすき焼きを頂き、私と斎藤くんは地方に行くと
食べてばかりいるような気がします。

今日仕事の合間にマスカラとアイライナーを買いに渋谷西武に行ったのですが、
こんな渋谷の町から3時間くらい電車に乗っただけで、
全然様子が違う伊勢に着くなんて不思議だなあと思いました。

私はいかにも渋谷にいそうな見掛けをしていて、実際東京で一番好きなまちは
家と職場がある六本木ではなくて渋谷ですが、
それでも伊勢を退屈な町だとはまったくもって思いません。
どんなにお金を払っても東京には持ってこれないお寿司のネタがあるとか、
そういうように変えることで地域はそれぞれ活性化していったり
するのではないかなあと思ったりします。
丁度、109は本質的には渋谷にしかないように。


20100925 古い友達/Henry Good Seven

休日ばかりの週だったのに、今日はいつも以上にゆっくり過ごしてしまいました。
朝からずっとThe Long Goodbyeを読み、お昼ごはんを虎ノ門に食べに行き、
その後斎藤くんとお昼寝。
起きたらもう5時で、古い友達との6時の新丸ビルへの約束に向かいました。
Henry Good Sevenはごはんはあまり美味しく無かったけれど、雰囲気は
すてきです。
今日会ったあきちゃんとちかちゃんは、私が高校に通っていたとき、ほとんど
唯一自分以外で横浜、湘南方面に住んでいる子達で、
よく一緒に帰ったり、お互いの家にお邪魔したり、海に行ったりしていました。
新丸ビルの後、六本木の私の家で、斎藤くんも入れてワインとチーズを頂きながら、
いろいろお喋りしました。

古いお友達はやはりとてもいいものです。

The Long Goodbyeは文体の流麗さとか比喩の巧妙さとか会話の洒脱さとかが
いろいろ語られていますが、私は内容の切なさが心に残りました。
アイリーンはきっと自分の人生の一番きれいな時期を汚されるのが許せなかった
のだと思うのですが、それはたぶん現在と将来の生活に希望を見出せないからで、
そういう風になってしまうのは、意外と普通のことなのだろうなあと思います。

The Speech Therapyが家に届きました。意外と声がかわいくて、音がオーガニックな
感じで私はとても好きです。

世の中は日中問題で騒がしいです。個人的には、国家には人畜無害な存在でいてほしい
のですが、やはり難しいのでしょうね。
明日は朝から働かないといけません。


2010年9月23日木曜日

20100923 The Long Goodbye/猫のごはん

今日は突然寒くなりました。
私は朝のんびりピアノを弾いたりして、お昼からは斎藤くんと家のとなりのLリストランテでランチをし、出社。
3時間くらい仕事をした後、今日の私たちのごはんと猫のゴルゴのごはんの材料を買って帰ってきました。
わたしたちのごはんはビーフカレーで(玉葱を30分炒め、具が牛肉だけのもの。最近斎藤くんがテレビで見たらしい)、
ゴルゴのごはんは豚肉と野菜の煮物。
ゴルゴにごはんを作ったのは初めてでしたが、一生懸命食べてくれて感動しました。私も斎藤くんも、猫と一緒に
暮らしてから、少し優しくなったように思います。

渋谷慶一郎のfor mariaを聞いていたら、素敵なアンビエントが聞きたくなり、
Brian EnoのMusic for AirportBefore and After Scienceを注文したので届くのが楽しみです。
for mariaは奥様を亡くされてから渋谷さんが作ったという背景もあり、
聞くととても悲しい気持ちになるけれど、こういう曇っていて寒い日にはぴったりな気がします。

先週買ったレイモンド・チャンドラーのThe long goodbye、村上春樹訳をようやく読み始めることができ、
やはり村上春樹の日本語はとても読みやすいなあと実感しています。
決して彼の小説をよく読むわけではありませんが、彼のおかげでフィッツジェラルドとかアーヴィングとか
この小説も読めているのだと思います。きっと私と同じように感じている人は多いことでしょう。
The long goodbyeは松田優作が探偵物語を作るきっかけになった作品だとか。
読み進めるのが楽しみです。

このブログを今更ながらはじめてみようかなあと思ったのは、来年の年初に入籍、5月に結婚式をすることに
なり、また、入社してからそろそろ5年が経ち、仕事だけしてほかのことを何も考えられない日々が終わる予感が
しているからです。プラス、もうひとつ理由はあります。
結婚というものには何の憧れもなかったけれど、好きな人が自分と一緒にこの先ずっと一緒にいたいと
思ってくれて行動に移してくれるのは、純粋にとてもすてきなことだと思いました。